採用担当を務めております私は、2003年4月に大学卒業後、新卒者として茨城県経営者協会事務局に入局しました。
学校から社会へ、第一歩目は非営利団体のフルタイム有給スタッフ(=正社員)としてのスタートでした。
非営利経済団体である茨城県経営者協会の有給スタッフは2003年当時も11人。

新入社員はまずは協会事務局の自分を除く先輩10名に仕事のやり方、立ち振る舞いを教えて頂く訳ですが、今思えば、私は非常に恵まれたキャリア形成のスタートを切れたのは、1,000社を超える会員の経営者の方々に「社会人として大切なこと」を教えて頂けたことが大きかったです。
企業に勤める従業員が、顧客と接するという感覚とは若干異なるのが、非営利団体の職員と会員企業の経営者との付き合いです。

非営利団体は「人と社会を変えるための存在」であり、茨城県経営者協会は、地域社会・経済の持続的発展と労使関係の安定に寄与するため、1,250社の企業と企業経営者が活動しています。
企業と企業経営者が必要と思われる活動を行うため協会が作られ、活動を広く、深くしていくために私のような有給スタッフが雇用されています。
事務局員が接する企業経営者は、同じミッションを達成するためのいわば「同志」のような感覚なのです。

私も2003年4月入局より早18年。
新入局員の頃から私の成長を見守って頂いている方々も多くおられます。
写真は昨年末、全くゴルフの道具に拘りのない私が、10年以上前に中古で3万円で購入したクラブをボロボロになりながらも使い続けているのを見かねた、18年のお付き合いの経営者が使われていたクラブを頂戴したものです。

直ぐにはなかなか築き難い人と人との信頼関係を5年、10年、15年と長い時間を掛けて築いていく仕事、茨城県経営者協会での仕事は長距離走です。
資本主義社会の世界において、人と人とのしっかりとした関係を築ける仕事が非営利経済団体にはあります。

-一般社団法人茨城県経営者協会 採用・求人担当 後藤